さしより備忘録

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地方オタクが上京したら遠征費は節約できるのか検証してみた


僕らと東京で会いましょう

と自担が帝劇で歌っている(by Tokyo Experience)

なぜジャニーズのエンターテインメントは東京ばかりなのだろう。特にジャニーズJr.。クリエもサマステも舞台だってメインで出るステージは基本東京しかない。


地方から通うのは、気合があればなんとかなるが、チケット代についてくる交通費がうざい。ジャニーズに課金したいのに、公共交通機関にかなりの額を課金している。そして東京は遠い。東京に住めばもっと現場に行きやすくなるはずということで就活を機に上京した。


東京に住んだらどのくらい交通費が安くなるの?という前々から感じていた疑問。そこで今回は「地方から東京に通った2017年」「年の半分くらい東京で過ごした2018年」「上京した2019年」の3年間の交通費を比較したいと思う。

【基本情報】


応援している人:井上瑞稀HiHi Jets
主な現場:HiHi JetsHey! Say! JUMP


HiHi Jetsの現場は、基本的に全部行く。
Hey! Say! JUMPの現場は、近郊であるものを中心に、東京・名古屋・大阪・福岡なら行く。というスタンス。その他として、友人から誘われたコンサートや舞台を観に行っている。


住んでいたところ:東海地方
遠征手段:バス


片道約6時間、最安値1600円、平均3~4000円くらいの夜行バスに乗るのが基本。
新幹線だと1時間半、1万円くらい。

東京での宿は知り合いに泊めてもらっていたのでお土産代くらい、今回は考えないことにしたい。それではまず3年間の交通費のまとめから。

3年間の交通費まとめ


2017年 ¥152,460
2018年 ¥103,410
2019年 ¥112,834


現場数はあまり変わりないが、地方に住んでいた2017年の交通費は高い。そして上京した2019年は、前年よりもやや高い。この時点で東京に住めば交通費が安くなるの?という疑問への答えが出てしまった気もするが、詳細を振り返ってみよう。

2017年



この年のモットーは行けるところは全部行く。HiHiのコンサートからジャニーズ以外の舞台まで行った。ゴールデンウィーク期間にクリエ、滝沢歌舞伎上田竜也の舞台、SexyZoneのコンサートと詰め込んで往復の交通費を浮かせている。また、9月の夏休み期間には舞台少年たち、ジャニアイ、ビリーエリオットとHey! Say! JUMPのコンサートを連続して観劇。東京に来たときに現場を詰め込んで交通費を浮かす工夫をしていたように思う。


移動手段が基本的にバス。当時大学生で授業優先だったので、授業が終わってそのまま東京の現場に行くときに新幹線を使っていた。現場数で交通費の総額を割ると、1現場あたりの交通費は5647円。


2018年

この年は就職活動の年で、東京就職を目指していたため何度も東京に通った。ついでに現場も足を運んでいたため、就活をメインで行う4月〜6月の現場数が多い。

東海にいると番組協力にすぐ向かうことは難しいが、東京にいるとより短い時間で向かうことができる。そのおかげか、少年倶楽部の収録に誘ってもらうことができ、King&PrinceのデビューイベントやHiHi Jetsと美 少年のサマステサポーター就任記者会見にも応募することができた。

また、7月後半〜10月前半まで、都内の身内宅に住み着き、アルバイトや教育実習に通っていた。それによりサマステに何公演も入ったが、交通費は電車賃のみで嵩まなかった。


ちなみに就活期間で使った交通費は約16万円。今回の記事と重複している交通費もあるが、東京に通っていた年の前半に交通費を多く使い、ついでに現場に入っていたことが分かる。

2018年の前半はこんな感じで生きてた。

この年の1現場あたりの交通費は、4136円。

2019年


2019年の春から東京に引っ越した。1〜3月は現場に行ったり、旅行に行ったり、東京で過ごす時間が長かったので、実質東京在住として考えていく。

この年の注目すべき点は交通手段にタクシーが入ってくること。都内に勤めるようになった結果、終業後に現場に向かうということが可能になった。しかし、そううまくはいかず、会社からタクシーに乗って現場に駆けつける羽目になった。しかも2日連続。ちなみにジャニーズタレントに会うわけではなかったので現場からは除外したが、ジャニーさんのお別れ会もタクシーで向かった。近いからこそ、ギリギリになってしまい、時間をお金で買うことになることを学んだ。


また、遠征先は東京ばかりと思っていたら、Hey! Say! JUMPが台湾でコンサートをすると言い出した。そんな遠くまで行くほどのオタクではないと思っていたが、気がつけば台湾にいた。遠征が多いとフットワークが軽くなってしまう。台湾では飛行機往復で4万、ホテル1万5000円、現地での交通費や食費やグッズ代に2万5000円で約8万円使った。ここにチケット代を足して、約10万円ほど。高さも安さも実質国内だった。

この年の1現場あたりの交通費は4513円。


東京に住んで感じるメリット


2019年はHey! Say! JUMPが台湾で公演をしたため、予想外に遠征にかかる費用が高くなった。しかし、現場にカウントはしていないが、7〜8月に行われた「ジャニーズJr.ミュージアム〜サマステヒストリー〜」という、歴代のサマステのグッズや映像の展示会に3回も通い、このほかにも都内で展示される広告を見に行ったり、ファンレターを出すためだけに帝国劇場に行ったり、オタク友達に会うためだけに日比谷に向かったりと、オタク活動が充実していた実感がある。


実質、3年間の遠征費は総額で見ると大きな変化はなかったが、現場ではないオタク活動に参加しやすくなったことは東京の付加価値だろう。



地方から通っていた時は限られた時間の中でいかに予定を詰め込むか、どれだけ安く済ませるかに焦点を置き、試行を重ねていた。24時前までアルバイトをして、そのまま夜行バスに乗って起きれば東京なんて、体力の限界に挑戦した格安遠征に力を入れていたように思う。


東京で手にしたものは余裕と選択肢だと感じている。行ける日数が選べる、行ける公演時間が増える。もちろん仕事や用事の関係で行ける日程というのは限られてくる部分もあるが、それでも地方に住んでいた時よりはぐんと選択できる時間が増えた。



そして、会場までの距離が段違いである。都内に住んでいれば1時間ちょいの範囲に全てがあるような気がする。2時間あればどこへでも行ける。バスでの遠征を見越して体調を整え、泊まりの準備をして……慣れはしても遠征には事前準備がいくつか必要だ。東京に住んで、公演のたびに遠征の準備をしなくていい楽さに驚いた。キャリーケースにあれこれ突っ込むワクワク感はあったが、現場への工程は少ない方が断然に楽だ。焦る時間が減ったことも、心の余裕のひとつになったと思う。


東京に住んで感じるデメリット

正直、メリットが大きすぎて満足してるのでデメリットを感じる場面は少ない。コンサートにもっと行くために東京に来たので目的が達成されてしまっているからだ。

強いてネックなものを挙げるとすれば物価が高いことだろう。家賃が東海に住んでた時の倍はある。部屋の広さもそう変わらないのに。生活基準が高いままで東京で過ごそうとすると、いずれ苦しくなる時が来るのだろうなと感じている。


メリットとしてあげた選択肢の多さはデメリットにもなるかもしれない。ジャニーズを含め選べるものが多い分、軸をもたないと次から次にお金を使ってしまいそうな場所が東京だ。手を伸ばせば届いちゃう距離になんでもあるので、何にお金を使うかを考える癖を持っておきたいなと思う。


まとめ

ここまで交通費についてまとめてきたが、それ以外の現場に関するお金には一切触れていない。ちなみに参考のためにチケット代は計算してみた。


2017年 17万9150円
2018年 16万7540円
2019年 18万627円


交通費とチケット代(と宿代)を合わせて、毎年大体30〜40万円が「現場」にかかる費用だ。これに加えて公式写真やグッズの費用、掲載雑誌や書籍への費用、ファンクラブの年会費などなどがかかってくる。

全てを計算すると恐ろしい額が出てしまうことが安易に想像できるので、今はやめておこう。


現場を減らせばかかる費用も減るが、今の私にとってコンサートや舞台は当分の生きる目標のような存在だ。特にジャニーズJr.の井上瑞稀くん。HiHi Jetsは季節が変わればメンバーも変わるような、未来が確約されていないグループだ。ジャニーズJr.には今しかない。デビューどころか、次の季節に現場があるか、本人たちの仕事はあるか分からないのだ。だからこそ、いつ消えるか分からない瑞稀くんの今を生で見たい。


瑞稀くんを生で見れるだけで、人生得した〜幸せ〜好きぴ〜〜〜になるし、ファンサをもらえたら永遠に反芻して自家発電できる。

ということで、今年も変わらず現場に通いたい。瑞稀くんに会いたい!



あー宝くじが当たんないかな。