さしより備忘録

大人になる前に ここにいる証 僕と刻んでいこう

新世界ロマンスオーケストラを見てきました。

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ありがたいことに当日券が当たったので、上田くんの舞台を観劇してきました。ネタバレを含むのでまだ知りたくない人は読まない方がいいと思います。

 

まず、舞台構成はこんな感じ

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舞台中央に水の入ったプールがあったのが新鮮で面白かった。

 

 

物語がすごく好きだったので話の流れまとめてみました。個人的な主観が入った、メモと記憶を頼りにしたものなので違うところがあったら教えてください。

 

 

 

【登場人物】
主人公:拓翔(たくと)
→新世界ロマンスオーケストラのボーカル。楽曲制作を手がける。


彼女:玲奈(れな)
→拓翔は運命の相手だと思っている。明るく、まっすぐな性格で、思ったことをしっかりと拓翔に伝える。映画館のバイト。のちに絵本作家になる。

 

元マネージャー:志保(しほ)
→呼ばれたらくる抱く。2番目の女。冷静。創作の手伝いもする。

 

現マネージャー:そら
→38歳。ネガテイブなヒステリックババア。

 

アイドル:美海(みみ)
→売れることへの執着心が強い。雰囲気重岡大毅みたいな感じ。動きが大きくよく動く。清純派だけどプライベートでは笑い方が下品でオナラもする。

 

使用人:ランラン
→拓翔が雇った女中。中国人。ファンファンの姉。

 

使用人:ファンファン
→ランランの妹。拓翔は雇っていないが1人にすると危ないのでランランが連れてきた。リスカをよくする。ギリギリ死なないところでリスカするのが得意。

 

バンドメンバー:谷澤銅鑼(たにざわどら)
→唯一のバンドメンバー。ドラム、ギター、キーボードなどなんでも楽器をこなす。オカマ。

 

 

 【物語】

拓翔の部屋。拓翔はイライラした様子でパソコンに向かい曲を作っている。ソファーでは恋人の玲奈が絵本を読みながらくつろいでいる。「デートをしよう」「映画館に行こう」と言う玲奈。「ホームシアターで見ればいい」「ポップコーンなんて買ってくればいい」とあまり相手にしない拓翔。メジャーデビューを直前に控え、曲作りに追われた拓翔は玲奈と別れることを決めていた。玲奈は拓翔が運命の相手でビビッと来たから別れたくない、私が別れたら後悔すると婚姻届を突き出すが拓翔はそれを無視して玲奈を突き放す。

 

 


〜Aメロの女 志保〜
夜、志保を呼び出し、抱く。抱いている時にメロディが浮かびタクトを振る拓翔。そのまま曲作りに向かう。
朝、部屋にはマネージャーのそらとメンバーの谷澤がやってくる。そらは曲の締め切りが間に合わないと拓翔を急かす。拓翔は昨日曲ができたがaikoみたいだからと却下となっている。拓翔のキャッチコピー「俺に抱かれたい女は全員抱いてやる」に合わないからである。イライラしてベットで不貞腐れる拓翔。そもそもバンドメンバーがいないのはお前が辞めさせたからだせいだと、谷澤を責める。2人のバンドなんて、ポルノグラフィティでも3人から2人に減った時ざわざわしたのに!と。「そんな簡単に人数減らしていいもんじゃないんだよ!」「人数減らすとか、みんな、敏感だからさ…」という拓翔。これからのスケジュールの予定の話となったため、志保と谷澤は帰る。

 

 


〜Bメロの女〜
2人が帰った後ヒステリック気味に泣き出すマネージャーのそら。なぜ元マネージャーが、元恋人が部屋にいるのか?と。そらは現マネージャーであり、恋人のようである。ネガテイブでヒステリックなそらはもう自分が38歳だから、ババアだから…と被害妄想に陥る。必死にあやす拓翔。私を解放して!というそらに対し、意地悪な表情になる拓翔。雷が鳴り、メロディが流れ出す。「そら、いじめると楽しい」と悪い顔でタクトを振る。事が終わるとそらに素っ気なく帰れという拓翔。やっぱり拓翔はかっこいいと少し上機嫌でそらは帰っていった。

 

 


〜サビの女 美海〜
そらが帰ったのを確認すると猫なで声を出しながらクローゼットを開ける拓翔。中には清純派アイドルの美海が隠れていた。美海は拓翔の彼女ではあるが、変わった性格であるため浮気の現場が見たいとクローゼットからのぞいていたのである。実際に見て面白い!という美海。しかし、嫉妬もしたと。なぜ中国人も部屋にいるのかと言い出す。気がつけば女中(使用人)のランランとファンファンも部屋にいる。玲奈にやってもらっていた家事をやってもらうためである。話があまり通じないファンファンに「ファック!」という美海。それを聞いたファンファンは台所の包丁で腕を切る。突然のリスカにかなりビビる拓翔。しかしファンファンは慣れた様子で処置をしてヘラヘラとしている。美海から今度グラビア撮影をすることを告げられキレる拓翔。実は拓翔はアイドルの美海の大ファン(本人曰くトップオタ)であった。「かわいいその顔、もう一回やって!」など終始美海にメロメロである。グラビアをやることを聞き、嫉妬心が芽生えた拓翔にメロディが流れ出す。「もっと嫉妬させろ!」とタクトを振り踊る拓翔。

 

 

 

気がつけば夕方となり、窓から玲奈が「鍵を返しに来た」と声をかけるが、布団にくるまり、振り向きもせず「帰れ」という拓翔。

 

 


〜間奏の女 ランラン ファンファン〜
ランランに彼女は何人いるのか聞かれ、今は3人と答える拓翔。玲奈と別れなければ4人だった拓翔。彼女が6人いれば月火水〜と日替わりで日曜日休みで回せるという。なぜそんなに女を抱くのか聞かれ、拓翔は女を抱くときに頭に音楽が流れ出すという現象のことを話す。しかし、1番好きだと思った女は音楽が流れなかった。だから1番好きだけれど音楽を作るために玲奈を振ったのだ。「好きだから心が安心して幸せボケしてしまう」「愛を選ぶ勇気がなかった」という拓翔。こっそりとその様子を聞いていた玲奈は「変なところが真面目」「スランプに理由をつけているだけ」「勇気を持て」と玲奈は拓翔を叱責して帰る。その瞬間メロディが流れ出し、「どっちも好きじゃないのに!!」と言いながら、ランラン、ファンファンと踊る拓翔。

 

 

「創作の孤独と戦うのが怖い」そう言う拓翔。

 


映画ララランドを見に行こうと誘われ、ファンファン、美海、そら、志保、ファンファンとそれぞれ一緒に観に行く拓翔。なぜか谷澤とも観に行く。

 

 


次の日、ついにメジャーデビューの曲が完成した拓翔。しかし、週刊紙に5股したという記事が載せられてしまう。急遽拓翔の部屋に集まる5人の女と谷澤。どうするべきか話合いが始まるがなかなか話はまとまらない。玲奈の働いている映画館でララランドを見たことに気がついた拓翔は玲奈が犯人なのではないかと思い始める。ちょうど拓翔の部屋にやってくる玲奈。週刊誌にネタを売ったのは自分ではないことを話すが信じない拓翔。玲奈は拓翔が女を抱くと音楽が生まれる。そのために女を抱いているという拓翔の秘密を話す。「自分の地位を上げるために利用しただけ」「女の子は道具じゃない」「孤独が怖いだけだよ」と叱責する玲奈に対し、「女を抱かなければ曲はできない」「自分は幸せを感じてはいけない」「幸せに溺れてはいけない」と自分を責めるが、開き直り「俺はこんな男だ」「人気者の彼女になれてよかっただろう」という拓翔。そんな中「オトコとして拓翔のことが好きだった」と言い出す谷澤。オカマであることは皆知っていたが、まさかの告白に騒然となる一同。谷澤はキッチンから包丁を取り出し暴れ出す。谷澤を止めようとした拓翔は包丁が腹に刺さり倒れてしまう。それを見た谷澤も自らの胸を指し、倒れる。

 

 

 

 

舞台には始まりと同じ状況が広がっている。曲を作る拓翔とソファーで絵本を読んでいる玲奈。「デートをしよう」「映画館に行こう」と言う玲奈。「行こう、ポップコーンも買おう」と返事をする拓翔。玲奈は突然「じゃあどうしてフッたの?」と尋ねる。舞台が暗くなり、喪服を着た5人の女が拓翔の部屋にいる。拓翔の位牌があり、拓翔は自分が死んでしまったことを悟る。ここにいるのに女たちには自分が見えていないようである。「こんなことになるならちゃんと好きな人の手をとればよかった」と言う拓翔。客席からは白装束をきた谷澤が天国は良いところだと誘っている。拓翔の部屋に集まった5人の女は意外と冷静でいる。そういや、週刊誌にネタを売ったのは誰だ?という話になり、客席から実は自分だという谷澤。自分以外の女と付き合っている拓翔に嫉妬し、自分に気を向けて欲しいためであった。真実を知ったが、死にかけているため真実を玲奈に伝えられない拓翔。玲奈が「拓翔は自分の心にすぐ蓋をする」「まだギリギリ死んでないと思う」「死ぬ前にこっちに戻してやる」と言い出す。それなら!とリスカか得意なファンファンが自分の腕を切る。「ギリギリで生きるのは得意」というファンファン。拓翔が見えて話をする。拓翔は「週刊誌にネタを売ったのは谷澤」「玲奈と話がしたい」と告げる。ファンファンがそのまま実況するが、あの世とこの世の間にいる時間は限界があり、この世に戻ってしまう。「私も拓翔と話がしたい!」と次々自分の腕を切り、拓翔と話をする女たち。美海からは仕事で上に行くための執着心を教えてもらった。志保には身勝手にしがみついていたことを謝り、優しくていい女だったと告げる。そらはマネージャーは辞めない。私もいい女になるよと話をし、それぞれと決着をつける。玲奈といると本当の気持ちから逃げてしまい曲を作れない自分を認めた拓翔は「玲奈が言うことが正しくて、真っ直ぐで怖かった」と言う。「玲奈が大好きだー!」と心の底から叫ぶ拓翔。「全員と決着をつけてから迎えに行く」そう伝えた拓翔に「1年後の今日また私は愛を伝えに来る」と玲奈は約束した。

 

 

 

「必ず生き返ってみせる」そう決意し、5人の女を抱いて完成した曲「俺色メロディ」を歌いあげる拓翔。

 

 

 

1年後。拓翔の机の上には谷澤の位牌がある。拓翔は曲を作っているようである。部屋にやってくる玲奈。1年の間に玲奈は絵本作家となっていた。「全部読んだよ」という拓翔。「全部聴いたよ」という玲奈。拓翔も無事にメジャーデビューを果たしていた。1年振りに再会した2人は抱き合う。「初めてあった時から運命だった」「2人のメロディを奏でよう」と幸せそうに笑う2人。部屋の中にあるプールの水を掛け合い、抱き合ったままプールに飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

まとめたら長くなり過ぎました。

ブコメディで芝居のテンポが良く 、笑いも要所に入れられていて、集中して見やすかったです。笑いがある分すっと物語の世界に入り込めて、物語として伝えたいものも刺さるように入ってきて、面白い部分との落差が気持ちよかったです。「人数減るとか、みんな敏感だからさ」とか、「ギリギリでいつも生きてるから〜」とかKAT-TUNネタがちょくちょく入って笑いました。

 

上田くんの演技は初めて見たのですが上手だと思いました。女の子一人一人に対する目が違って、声も違って、何股もするクズな男感と一人一人にみせる顔の違いとリアルなクズ男だなあという感じ。甘える相手と、いじめる相手と、甘やかす相手と…って声の違いが個人的なツボでした。ヒステリックな年上の女性そらに対して「大丈夫だよお」「泣かないのお」と高い声であやしてたのに、「もっといじめたい」って一瞬で表情が変わるところゾクゾクしました。なのに、次のシーンではアイドル美海に対しては「かわいい〜」ってデレデレで、グラビアをやると聞けば「許さねえ」「清純派なんだからやらなくていい」と怒り出してただのオタク。上田くん演技の幅広いよ!!イライラしてたり、強がって人にあたったりする裏には楽曲を作るための孤独さと本当に好きな人を愛する勇気がない弱さを隠していて、そんなところがチラチラと見え隠れする演技もよかったです。眠さとイライラとでぐずぐずして床でジタバタするところは赤ちゃんみたいでした。

 

セカロマは上田くんのための舞台で、今の上田くんにしかできない舞台でもあるように感じました。また見たいと強く思いました。