さしより備忘録

簡単な世界じゃないからワクワクするね

平成最後の夏を六本木に捧げてきた

どうも、平成最後の夏を六本木に捧げたがじゃりこです。サマステが終わってしまったので、私の夏も終わりました。これは長い自分語りです。



EXシアターといえば、夏のコンサート。スタンディングで狭い箱に詰め込まれて、ジャニーズJr.と過ごす夏です。
EXシアターへ行く夏は今年で4回目となりました。初めてはガムシャラ公演。グループでパフォーマンスバトルをしていた時です。決勝戦のチケットしか持っておらず、瑞稀くんが出ると思っていたのに見れなかった悔しい思い出があります。社畜Jetsと呼ばれた全公演バック出演のHiHi8人Jetsの夏、そしてKINGやキンプリとの合同公演の去年。地方から遠征してくるので毎年1公演だけ見てきました。



EXシアターの好きなところはJr.をとにかく近くで感じられるところです。息遣いまで聞こえてきそうなぎゅっと狭い空間で、ファンとJr.が時間を共有している感覚が好きです。



サマステに通う夏を過ごしてみたいと思っていました。一瞬で変わるJr.とその季節をリアルに見てみたい。EXシアターには憧れのような思いを持っています。




今までキンプリやKINGが務めてきたテレ朝夏祭りサマーステーションの公式応援サポーター。去年はHiHiとB少年がアシスタントサポーターを務め、キンプリがデビューしてJr.を卒業したため今年はHiHiとB少年が務めることになりました。ついに。



Jr.情報局からメールが来て、今年もサマステがあること、記者会見のための番協を募集していることを知りました。今年は絶対HiHiとB少年が来ると信じていたので応募したら当たりました。地方の名義でも当たるんですね番協。


朝から応援練習で集められ、新曲の振り付けを練習しました。歌詞カードに手書きで振りが書いてあって、みなみなサマーという題名のトンチキ感に会場がざわつきました。誰よりも早く新曲を聞けることがすごく嬉しくて、曲調と歌詞が好きで夏が来る前に感傷的な気分になりました。


記者会見は本当に記者会見で、お偉いさんの挨拶から始まるしっかりしたものでドキドキしました。登場したHiHiとB少年はすごくキラキラしていて、顔つきが少し大人に、アイドルになっていました。フラッシュを焚かれる中、しっかりとコメントをして、場を盛り上げて、サマステの公式応援サポーターとしての意気込みをみせていました。
個人的には記者会見の直前に第一志望の会社からお祈りメールをもらい、吐くかと思うくらい気が萎えたんですけど、ステージに立つ彼らを近くで見たらそんなこと吹っ飛んでしまいました。夢をひとつ叶える瞬間に発せられるエネルギーってすごいなと思います。記者会見の直後に行きたいなと思った会社に何だかんだ内定が決まったので、人生の転機になった日でもあったなと思います。


サマステの記者会見、簡単な感想になるけど、すごかった。
公式サポーターの仕事の重要さも感じました。




ファンとして、なんとしてでも成功してほしいと思ったし、できる限り彼らの力になれればとも思いました。記者会見を見れたということが私にとって大きな出来事で、瑞稀くんが頑張る姿を見てしまったから自分も頑張るしかないと。今年の夏は六本木に呼ばれてるなと。捧げちゃうかなと。ということで六本木で働くことにしました。

地方に住んでるけど、今ありがたいことに身内宅があるので出稼ぎにLet's go to TOKYOです。就活終わってないのによく踏み切ったなと自分でも思います。長所は熱意の高さと勢いの良さです。





そんな感じで始まった夏。
HiHi&B少年の合同は行けないはずだったのに、急遽就活で東京に予定が入り、夜行バスの中で初日のチケットを探したら見つかりました。やっぱり六本木に呼ばれてるみたいです。着の身着のままで初日に飛び込みました。


初日の誰も知らないワクワク感。1年ぶりに詰め込まれたEXシアター。ヒールもない靴で飛び込んでステージがよく見えなかったけれど、会場の熱気を感じてすごく楽しかったです。会見で見たあの衣装であの曲からスタート。合同ならではのシャッフルメドレー。本家より歌っているであろうシンデレラガールがまさかのサマーステーションとのミックスバージョン。おなじみTouchでリズミカルに首に手を当てる瑞稀くん。5年ぶりくらいに見たSecret Agent Manでははしみずがちびジュを引き連れて踊る姿にグッときました。


メインのようでバックだったサマステやキントレ。ようやく本当のメインでのEXシアターでのコンサート。忍者や新しいちびジュがバックにいることで余計にメインであることに意識がいきました。今まであそこらへんで踊ってたのは瑞稀くんだったのに、そこにはちびジュがいるから。ここまで来れたのだと嬉しくなりました。





サマステで六本木に通う夏が始まりました。
憧れていた通うことができて、レベルアップをした気分になりました。

スタッフシャツを着て、声を張り上げて誘導をしながらEXシアターに思いを馳せていました。六本木で稼いで、六本木で消費して。仕事は楽ではないけれど、今年は記者会見から参加したサマステに貢献できていたらいいなと思います。



HiHi Jetsは7/20〜8/12までほぼ毎日公演を行っていました。Jetsだと公演数が多い呪いでもあるのかと思ったけれど、純粋に嬉しかったです。たくさん見れるから。同時に不安がありました。客席が埋まらないことです。1公演約1800人。単独で15公演、侍合同で10公演とかなりの公演数です。いままでいろんなグループで分け合って使っていた会場を、HiHiやB少年と若手のグループだけで使うことに本当に大丈夫かと心配な気持ちがありました。


ただ純粋に信じて応援できるファンでいたいと思いながら、平日昼公演の定価割れの事実を見ぬ振りができず心を痛めていました。チケットは定価であるべきと思いながらも、取引されるチケットの額が人気や需要の指標になると思っているのでついつい見てしまいます。


戦う先はまだ厳しいなと。でも、チケットが余っているということはHiHiのファンでない人がたくさん見にくるチャンスでもあるわけです。友人や妹を連れていきました。HiHiの魅力に気がついてくれと念じながら。


そんなHiHi単独初日。生まれた時から見ているグループがバックを付けずメンバーだけでコンサートを行えるようになることを嬉しく思いました。幕が開けて、5人だけで歌い踊る姿に心が震えました。誰かの後ろを探さなくてもいい。大好きな5人だけがステージの上にいました。やってやるぞと気迫が伝わってくる、これが僕らの見せたいパフォーマンスだというような迫力と魅力があるコンサートでした。




5人が5人でやってやる。HiHi Jetsというグループにこだわったコンサートだったと思います。


考え抜かれたであろうセトリは曲のつなぎが綺麗で、流れが良くできていたので楽しみやすいコンサートだったと思います。トンチキでなくて、ひとつひとつにこうしたい!こう見せたい!と意志を感じました。
ソロ曲を長くはやらない。でもひとりひとりの見せ場はある。できるだけ5人でステージに立つ。僕ら5人を見て、応援してと今のHiHiの気持ちを受け取った気がします。


入る前まではソロをやってくれと思っていました。瑞稀くん17歳の夏という今しかない季節。この瞬間に瑞稀くんが見せたい自分、やりたいこと、表現したい世界を見せて欲しかったから。答えはソロでなくても十分見せてもらったように思います。赤メイク、髪型への挑戦、パフォーマンスのメリハリ、ソロで歌う時の表情、ファンサタイムの嬉しそうで優しい顔、MCでだんだんと足を踏みならして笑う顔、メンバーにちょっかい出していたずらな笑顔。全身で表現してる瑞稀くん、分かりやすくて好きです。17歳の夏の瑞稀くん最高だったよねと何年後に思い出しても、全力で語れると思います。



HiHi単独は進化という印象を受けました。湾岸やクリエの曲をおさらいしながら、やりたいことに挑戦してる。新曲のbaby goneはまさにやりたいことに見せたい俺らかなと思います。ローラーと激しいダンス。滑らかな動きになりそうなローラーを、技術でダンスに組み込んでる感じが好きです。スタンディングからだと足元が見えないのでローラーを履いていることを忘れるくらい普通に踊ってみせる技術がやばい。星の形を作ったり、手を繋いだり5人へのこだわりも感じます。瑞稀くんの高い声がアクセントになって、曲の厚みが増してるところも好きです。衣装大好き人間としてはKAT-TUNや嵐と布の多い衣装が下りてきたことがたまらなく良いです。しかもリメイクしちゃってHiHi仕様になってる。歴史を紡いでいくようで好きですねお下がり。



今までは、時間を気にしてMC切り上げ瑞稀くんがいたのに今年はあまり見られませんでした。HiHiのMC長い長い。エチュードが始まっちゃって誰も止められませんでした。私が入った時は長すぎて袖にスタッフさんが集まって来たらしい。それほどにおしゃべりを楽しんでたJetsでした。Twitterのレポに収まりきれない濃くてカオスなMC。おふざけしちゃって、楽しくなっちゃってと普段の様子が垣間見れて楽しかったです。そのままグッズ紹介タイムまで引きずって、作間くんが予想不能なことをし出すまでがMCだと思ってます。猪狩部長の次は悪魔の作間かな。キャラが生まれるEXですね。お兄ちゃん達に囲まれのびのびと育って欲しいです。作間くん。



カオスMCとパフォーマンスのクオリティ差に驚くHiHi単独。ローラーもアクロバットもバトンも太鼓もどれも最高で、よくこんなに詰め込んだなってくらいたくさん見せてくれました。瑞稀くんのバトンソロコーナー、宇宙みたいな壮大な感じで好きだったのですが、途中から「HiHi Jet to the moon」に変更されました。今までもto the moonバージョンは何度か歌われてきたのですが、フルで歌ったのはジャニワのみ。まさか今ここで聴けるなんて思ってもなくて、ちっちゃな頃の夢覚えてるよねと歌い出した時涙が止まりませんでした。情緒不安定かよってくらい大泣き。変わらずに高くて甘い歌声で、儚げに歌う瑞稀くん。HiHiが出来た時はまだ14歳だったのに、気がつけばもうすぐ18歳。グループがなくならずにあることも、メンバーとして瑞稀くんがいることも奇跡だなと思いました。




ジャニーズJr.のグループほど、儚くて脆くて永遠が似合わないものはないと思います。数なんて信じられないし、次の季節に本当にまた同じ姿で会えるかも分からない。それでも今の瞬間を全力で生きて、何かしてやろう、俺らがやってやろうとしている姿を心を打たれて、ずっとこのままで夢を叶えて欲しいと願ってしまいます。


自分の良いように解釈する勘違い人間ですが、HiHiがHiHi Jetsというグループを大切にしていることやこのグループで戦おうとしている気持ちは本当だろうなと思ってます。EXに詰め込まれて、あの近さでステージから感じる気持ちを信じたいなと思います。






サマステが終わってしまって、夏が終わってしまいました。最終日、夏祭りの解体作業をしながらしみじみと楽しかったと思いながらHiHiがいるポスターを眺めていました。きっと数年後、懐古ババアになって、平成最後の夏は良かったと何度も言うと思います。六本木に捧げて後悔はなかった。東京で過ごす夏は刺激的ですごくすごくあつかったです。自分の思うままに動ける時間を、サマステに使えて良かったと思います。


次の季節も来年も先のことはまだ分からないけれど、変わらずHiHi Jetsを応援できたら良いなと思います。平成最後の夏と六本木。私の人生に新しくキーワードが刻み込まれました。素敵な時間をありがとう!