さしより備忘録

簡単な世界じゃないからワクワクするね

謹慎とこれからと、ジャニアイ千秋楽が終わってHiHiに思うこと。

ジャニアイの千秋楽が終わり、HiHi Jets3人のジャニーさんへのセリフのレポが流れてきた。 2ヶ月続いた舞台の最終日。なんども繰り返されたこのシーンで、3人が最後に残した台詞には「前に進む」というメッセージが一貫していたように感じる。



「あの人はここで立ち止まることを望んでいない、もうやるべきことは分かっている」という猪狩くん。「ジャニーさんを知らないJr.と第一世代としてジャニーさんのエンターテインメントを届けていきたい」と優斗くん。「立ち止まっていてもしょうがないから前に進む」と瑞稀くん。



今回の舞台、並びで見るとKINGの次がHiHi Jetsだった。#日本破壊のツイートが盛り上がり、ネットニュースに取り上げられ悪い方向に炎上し謝罪をした夏。メンバーが不祥事により謹慎となり、3人での活動が決まった秋。そして迎えた冬の舞台で、HiHi Jetsはいわゆる“いい立ち位置”にいた。




Hi Hi Jetが生まれた瞬間から応援してきた私は、もうメンバーが変わることに慣れてしまっていた。そもそもHiHi Jet(s)がこんなにも続くと思ってなかったのだ。ジャニーズJr.はいつだって流動の中にいて、いつどのタイミングで誰に何があるかわからない。グループに入ったから安心ではないというのは、今の少年忍者を見ていても分かるだろう。安定した立ち位置もシンメすらも危うい。隣のJr.仲間であり敵なのだ。実際に同時期に結成された天才geniusもClassmate Jももういない。


HiHi Jetが8人になり、初期メンバーの羽場ちゃんの立ち位置が下げられ、優斗くんが加入して、猪狩が骨折して、B少年の勢いに押され……


グループの存続が危ういなという場面は何度もあった。次の季節は解体かな。合体かな。そもそもグループはあるのかな。HiHi Jetsが好きだけど、いつか消えるぞ覚悟しろよと自分に保険をかけていた。





だから、涼くんと作間くんが謹慎になった時、ショックだけれど時が来たかと思った。いつだって終わりは突然だ。割と冷静に、HiHi Jetsがなくなっても瑞稀くんの応援は変わらずに続けようと思っていた。


一つ崩れるとグループごと崩れてしまうものだと、Jr.を見てきて思っていた。いわゆる干されというような、仕事がなくなり、HiHi Jetsも消えてしまうことを想像していた。


しかし、現実はそうじゃなかった。瑞稀くんのドラマゲスト出演、HiHi Jetsとして特番バラエティに2つも出演。レギュラー番組の裸の少年もYouTubeも少クラも、3人での出演で進められた。HiHi Jetsは止まらなかったのだ。





この3人期間で、瑞稀くん優斗くん蒼弥くんそれぞれが大きく成長したと思う。この環境ゆえもあると思うけれど、明らかに歌が上手くなった優斗くん、ジャニアイの演出に携わりJr.から唯一スタッフ会議に参加した蒼弥くん、バラエティやドラマに出演し、外部仕事を持ってきた瑞稀くん。ひとりひとりがそれぞれの場所で戦っていた。


3人で寂しいなと思う気持ちは多少あったが気持ちに蓋をするのが得意な私は、純粋に3人期間を楽しんだ。Jr.担も長くなるとメンタルが多少は強くなる。HiHi Jetsの強みの一つは、グループで笑いを取ること。誰か1人を貶すのではなく、時と場合に応じてオチを付けられる人たちだ。嵐にも似た、優しさと楽しさと信頼ゆえに生まれる面白さがある。この数年でラジオや少クラMCでトーク力と回す力に磨きをかけた優斗くん、天性の才能で語彙力が高く、気遣いと機転の速さに長けた蒼弥くん。もともとトークを回し、しっかりしつつもいじられるほど面白くなる瑞稀くん。この3人の掛け合わせは、2人がいないのを感じさせないほどに充実した喋りとバラエティ力で場を保たせていた。


中高生ユニットだったHiHi Jetsは着実に力をつけていたのだと感じた。気がつけば19年組が入所し、ちび6ぷち8なみのちびっこがたくさんいる。HiHi Jetsはもう中堅でお兄さんなJr.なのだ。それに見合うくらい本人たちも成長していた。


3人でもうやっていくのかもしれない。2人は戻ってこないかもしれない。今までなら、見てわかるくらいグループは危うさを持っていたはずだけど、今回は何もなかったくらい、むしろ加速を見せるくらいの強さがあった。




そして迎えたジャニアイ。KINGの次に立つHiHi Jetsはよく耐えたと思った。この状況でその立ち位置にある意味。その立ち位置を掴んだ意味。新曲を2曲も歌い、新たなバンクでのパフォーマンスに演技シーンも増えた。HiHi Jetsに任せられるからこその出演シーンの多さだろう。


年末には紅白とカウコン。そして年始に5人活動再開のお知らせ。短いのか長いのか、3人期間は終わりを迎えた。春のコンサートが決まって、YouTubeや少クラも5人で出演し、今までが戻ってこようとしている。


そんな中迎えたジャニアイの千秋楽。最後にHiHi Jetsが表明したのは「前に進む」だった。この数ヶ月誰よりも堪えたであろう3人。泣いてたのかどうなのか、立ち合わなかったから空気感は分からないけれど、レポから見る言葉には力強さを感じた。3人が同じ方向を見て、それぞれに決意を持っている。それは今のHiHi Jetsの強さだし、グループを壊さずに耐えきった3人の努力の答えなのかもしれない。


そこに戻ってくる涼くんと作間くん。2人が思っている以上に今の3人は強くなってると思う。そこに食らいついて欲しい。戻る選択をした2人を私は迎えたい。怒りとか悲しみはない。いつだって受け入れていくのがJr.担みたいなところもあるので。


春のコンサート、半年以上ぶりに5人のHiHi Jetsを目にすることになる。人数にこだわりはないけれど、私がこの5人を好きなのは事実だ。


HiHi Jetsは名前も人数も安定しないグループだったのは本人たちが一番知ってると思う。でも、HiHi Jetsの象徴であり武器であるローラースケートに彼らは「HiHi Jets」と刺繍をいれた。これは決意表明なのだろう。「俺ら5人でHiHi Jets」と何度もコンサートで言ってきた作間くん。これが今の答えなんだね。


世間もオタクも優しくない時はあるし、なんなら同じHiHi Jetsが好きな人でも応援の方向性はそれぞれだ。ちょっぴりぐさっとくるな〜、今はしんどいな〜という時が来るかもしれない。気持ちによってはスルーしきれない言葉を目にすることもあると思う。それでもやっぱり、HiHi Jetsが好きな気持ちは変わらないし、応援していたいと思う。


HiHi Jetsのみなさんへ。
前に進みたい思っているのなら、恋の病と野郎組の「ZENSHIN 」 を2番まで春のコンサートで披露してください。全力で。本気のコンサート楽しみにしています。