さしより備忘録

簡単な世界じゃないからワクワクするね

ゼロから解説するEXシアターコンサート

HiHi Jetsの春のコンサート
ども、只今ご紹介に預かりましたHiHi Jetsです。
さあ楽しいゲームが始まります。
それはつまり祭。例年の如く夏祭りでございます。
え?三月は春だって?HiHiわかりましたよ・・・じゃあ

     ドーン!裸の少年 春祭り
が開催されますね。(無事に開催されるのかな、どうかな!!)



今回の会場は六本木のEXシアター。
サマステの会場って治安悪いイメージがあるってよく聞きます。なんたってジャニーズのコンサートで珍しい、座席なしがほとんどのオールスタンディング(指定席もあるよ)。


初めてのEX、何がなんだか分からんという人のために、EXに通って5年目くらいのオタクがざっくりお話しします。

色々とまとめたらブログが長くなったので、先にEXコンサートにおける重要ポイントを3つ書いておきます。


・自分に合った厚底靴を買う
・スタンディングの場合は入りたいポジションを決めておく
・最小限の荷物を準備する


大丈夫。EXは怖くないよ。





まずはEXの基本情報から

基本情報

会場

「EX」と呼ばれていますが本当の会場名は「EX THATCHER ROPPONGI」。キャパはアリーナのスタンディングが約1700人、指定席のスタンド&バルコニー席が役250人で、1公演につきだいたい2000人くらいが収容されています。

アクセス

日比谷線ユーザーが強い。大江戸線ユーザーは地上に出てしばらく歩きます。


EX THEATER ROPPONGI
〒106-0031 東京都港区西麻布1丁目2−9
03-6406-2222

客席

ジャニーズの場合、下はスタンディング、上は座席指定がほとんどです。

B3階の地下がスタンディング、B2階がバルコ席と呼ばれるバルコニー(席あり)、B1階がスタンド席(席あり)です。

Jr.情報局名義で当選したチケットの大半がB3階のスタンディングです。もちろんB1階B2階の席が当たることもあります。

スタンディングは大きく分けて2エリア。手前のエリアか段差上の後ろのエリアです。



ここにオタクが番号順に入場し、各々が好きなポジションを選びます。

EXでよく使われる用語解説


Twitterでよく目にするのは「バルコ下」「通路」「柵」「早番」「遅番」と言った言葉ではないでしょうか。一つずつ解説します。

●バルコ

「バルコニー」の略。
ステージから後ろの通路に向かうまでの場所を「バルコニー」と言います。

●バルコ下

「バルコニーの下」の略。
バルコニーはファンサービスの場面で多く使用されます。通路自体が狭く激しく踊る曲は少なく、簡単なフリを踊ったり、手を振りながら歩いたり、いわゆる「ファンサタイム」のメインステージです。

この「バルコ下」はファンサがもらいやすいため、ここのポジションを狙って入るファンは多いようです。
立ち位置や通る順番は毎公演同じことがほとんどなため、下手バルコ下は〇〇担が多いといった状況になりやすくあります。

●通路(バクステ)

ステージと真反対、B2階のバルコニー席前に作られた通路を指す言葉です。ここも「バルコ」と呼ばれることがあります。「バクステ」と呼ぶ人たちもいます。

こちらも「バルコ」と同じく、ファンサタイムに多く使用されています。通路で立ち止まって歌う場面もあり、メインステージは遠いけれど後ろに来た時は近くでファンサが狙えるため、遅番の人には通路前が人気だったりします。


●柵・柵前

スタンディング席のアリーナに置かれている柵のことを指します。主にステージ前、アリーナ前方中央、アリーナ中央の段差にある柵を「柵」と呼びます。


なかでもアリーナ中央の段差にある柵は、段差のため見やすい、柵に寄りかかれるので楽といったところからかなり人気があります。この段差の上で柵が目の前のポジションを「柵前」と呼びます。おそらく柵の前の方の略です。


※「柵前」「柵最前」については、目の前に柵があるポジションをこのブログでは「柵前」と表現します。この「柵前」という表現には、柵が後ろにある状態の前のエリアを柵前と呼ぶ人たちや、柵が目の前のポジションを「柵最前」と呼ぶ人たちもいるので、付き合う人に合わせて使い分けるといいかもしれません。まあ、だいたい柵の近くの話だなと分かれば大丈夫です。


●早番


EXシアターに来るオタクのほとんどがスタンディングです。スタンディングのチケットは1〜1700番と番号が割り振られており、この番号順に入場することができます。

「早番」はこの入場番号が早いことを指します。具体的には300番代以下といったところでしょうか。ここは人の感覚によりますが、100番以下は確実に早番です。

●遅番

こちらは「早番」とは逆に遅い番号の事を言います。1000番以降は遅番と呼ばれることが多いです。遅番だった=席が良くなかったといった意味合いで使われることもあります。(ちなみに私は遅番派なので、割と後ろの番号が好きです)


ここらへんの言葉が分かると、EXの民の言葉もなんとなく理解できるようになると思います。これから紹介する内容についても。




準備・当日の格好について


EXに行くと決まったら準備を始めましょう。早ければ早いほうがいいです。戦いの場なので。

・自分に合う靴を見つける

これはスタンディングに入る人は必須のアイテム厚底の靴のことです。

スタンディングはほぼ平面で段差があるのみのアリーナです。ライブハウスと思ってください。

身長がなければ見えないというのが事実です。一度急遽EXに行くことになった時、普通のスニーカーで挑みましたが身長158センチという女子ド平均の身長でもほぼ何も見えませんでした。鉄壁に囲まれた埋もれ。

平均して165〜170cmの集団となるので、それなりの厚底のある靴があるといいと思います。

ただ、ここで問題なのが厚底でEXの階段を上り下り、2時間立ちっぱなしのステージ、待ち時間含めて最低3時間ほどはその靴を履かなければならないということです。座れる時間はほぼありません。(スタンディングエリアで座ってるとスタッフにすぐ怒られます)


5年EXに通った人間として、ヒール(かかとに角度がある)よりも厚底で底上げすることをお勧めしたいと思います。そしてその靴を走っても大丈夫なくらい履きこなしておくことです。自分に合う靴が合うかないかで楽しめるかが変わってきます。足首までベルトがあるタイプのものが安定感があっておすすめ。(新調した靴で血だらけの足でスタンディングに耐えたオタクより)



・小回りのきくカバン


こちらもスタンディングの人向けとなりますが、スタンディングには席がないので荷物を置く場所もありません。身に付けるか床に置くかの2択です。


EXの外や駅にはロッカーがあるので大きな荷物はそこへ預けておくことをおすすめします。春なのでコートも。最低限の持ち物だと身軽に楽しめます。


肩から下げれるくらいのミニバックやサコッシュを付けているひとが多いです。大きめのカバンや肩に下げられないものは基本的に床置きです。仁王立ちした足の間に置くイメージ。

スタンディングは基本的に人との距離が近いのでカバンはぶつかります。特にファンサタイムは自担の方向次第でオタクがそれぞれそっちを向くので割とぶつかります。何かにぶつかっても大丈夫なカバン、ぶつかった時でも痛くない素材のものをおすすめします。汚れても大丈夫なやつ。チケット、ペンライト、財布、携帯、飲み物が入ればOK。おすすめはこんな感じ。私はGUで買った小さめのショルダーバッグか、ミルクフェドのショルダーバッグが基本です。個人的にミルクフェドは小さめなのに飲み物も双眼鏡もペンライトも入るから好き。



・持ち物の準備

基本アイテムは、

・チケット
・ペンライト
・飲み物
・財布
・携帯

です。ここに人によっては以下のようなアイテムが入っているかと思われます。

・化粧直しアイテム(リップ、粉など)
・ハンディファン
・日傘
・制汗シート
・双眼鏡
・メモ
・筆記用具


EXでのコンサートは基本的に夏なので、汗ケアアイテムやハンディファン(持ち歩き扇風機)を持っている人が多いです。ハンディファンは持っている人が年々増えている印象です。今回は春なのでそこまで必要はないと思います。


チケットやペンライトはそうそう忘れることはないと思いますが、水分を忘れないようにするのは重要だと思います。まじで。EXは屋上スペースで番号順に並んで待機しますが、屋根がなく直射日光の状態です。夏だと500mlでも並んでいるうちに飲んでしまうということもあります。EXに向かう途中のコンビニや屋上の自動販売機で水分は確保しておくことをおすすめします。

・雨の日のEX

EXは集合場所が屋上なので、夏は直射日光で干からびそうになるのですが、時々雨の日があります。屋根がないので雨ざらしです。8月に台風が来た時、EXの屋上はスプラッシュマウンテンと言われるくらい雨が直撃します。本当に屋根が全然ないので。屋根が欲しい。


多くの人が折りたたみ傘で並びますが、傘が集まればそれなりに服も濡れます。雨が強い時はカッパを着とくと服は安全です。中に入るタイミングで脱いでしまいながら下に降りれば結構スムーズに行きます。

ただ雨の日はとにかく床が滑るので、突然の駆け出し、不安定な靴は要注意です。誰かに押されてすっ転ぶこともあるし、階段降りた瞬間すっ転ぶこともあります(体験あり)。慣れない靴で転ぶとそのあと立ちっぱなしもきついので本当に気をつけてください。体を拭くタオルは忘れずに!



・双眼鏡は何倍がいい?

オタクの必須アイテムの双眼鏡は、個人的には超双眼鏡ユーザーなら持っていくことをおすすめします。1人をしっかりと追うタイプならなおさら持っていったほうがいいと思います。あんなに近くで見れることなかなかないです。

手持ちの双眼鏡で倍率は十分だと思いますが、超前の方のエリアなら8倍、後ろの方のエリアやスタンド席は10倍くらいがいいのかなと思います。全体を見たいなら8倍(それでもよく見えるけど)、個人にこだわる&備えておきたいタイプなら10倍といったところです。

HiHi Jetsはステージにバンクを作ったり、ステージ奥の段を利用したりするので双眼鏡はあったほうが見たい瞬間を見逃さずに済みます。個人的には衣装の装飾をチェックしたいタイプなので、中央の柵あたりでも10倍欲しいです。


スタンディングは特に双眼鏡を首から下げっぱなしになるので、400gよりも軽いものがいいのかなと思います。防振双眼鏡は600gくらいありますが、これを首から下げたまま2時間立ちっぱなしは終わった後に首が死にます。最近は軽量化された防振双眼鏡もあるのでそっちを使うほうがいいかも。でも、基本的にEXに防塵は持ち込まなくてもいいのかなと思います。(それでも私は防振大好きなので持ち込みます。首が死ぬ覚悟)


当日の流れ

前置きが長くなりましたが、当日の動きや流れを紹介します。

・入場待機

EXシアターに到着したらそのまま誘導に従って階段を上り屋上に向かいます。屋上が集合場所です。EX入り口の電光掲示板に公演名が流れます。ここでゆっくり写真を撮っていると移動してくださいと係員に声をかけられるので、出来るだけさっさと抜けましょう。またここら辺で集合していても声をかけられます。同行者がいる場合は先に出会っておくか、屋上に行ってから落ち合うことをおすすめします。



当日はライブ開始の45分前ごろから待機列が形成されます。1〜1700番までのスタンディングは、「1〜50番」「1500〜」といった札が書かれた場所を目印に、自分たちで番号順に並びます。何番ですか?と周りの人に聞きながら、自分の番号のあたりに待機しておきましょう。1000番以降になるとわりと曖昧です。1500番以降は特に。


座席があるスタンド席やバルコニー席の人たちは、屋上の奥の方、自動販売機付近が集合場所となります。


グッズは屋上のショップで販売されています。列が長くなることもあるので早めに買っておきましょう。トイレもこのショップにあります。ここもかなり長蛇の列ができるので、事前に済ませておいたほうがいいと思います。(中にもトイレはあるけれど、スタンディングは抜けるのが難しいのが現状)


・入場

入り口付近に大きな看板があり、めくる式で数字が提示されます。序盤は細かく区切られて、10番ごとに呼ばれてチケットの数字を見せて中に入り階段を降ります。しっかり並んでおかないと手持ちの番号より遅く入ることになるので、自分の番号の確認とスタッフの指示をよく聞くようにしておきましょう。


建物内に入ると階段の下でチケットのもぎりがあります。もぎりの場所にファンレター ボックスもあるので、お手紙がある人はこのタイミングで入れます。ここら辺の位置はポジションを確保すべくハイスピードで進むので、手に手紙とチケットを持った状態で入場列待機をしておくと流れがスムーズです。


スタンディングはB3階です。エスカレーターや階段をどんどん降りて地下に向かいます。一番下まで来たら、右に行くか・左に行くかを選びます。そしてその先で前の扉から入るか・後ろの扉から入るかを選びます。ここで迷っていると追い越されるので、スタンディングでどこに入りたいのか?上手下手の選択と前扉後扉の選択を早めにしておきましょう。




・スタンディングのポジション

ここからはスタンディングの話になりますが、地下3階まで降ると、上手(右側)と下手(左側)どちらかの扉を選びアリーナに入ります。スタンディングは自由席なのでポジション取りが重要です。上手を狙うか下手を狙うか、同行者がいる場合はどちらに行くかあらかじめ話し合っておくといいと思います。もたもたしていると追い越されます。


スタンディングのポジションは主に以下のようになります。


早番の人たちが前方、中盤の人が柵前やバルコ下などにつき、遅番はバルコ席の真下や柵の前などの隙間に押し込まれていきます。

何番代でどの見え方をするかは、ポジションによります。どのくらいの距離感が気になる方は、Twitterで検索してみるといいかもしれません。


どこを狙うか?は完全に好みです。ファンサが欲しいのか、立ち位置で見たいのか、とにかく前に行きたいのか、全体を見回したいのか。早番で前で見るのもよし、バルコ下でファンサを待ち構えるのもよし、人が少ないエリアで双眼鏡を構えるのもよし、好きな場所で自分好みの楽しみ方ができます。


日によって人が集まるポジションに偏りはあるので、番号の早さ関係なく自分的にいい位置を取れることは大いにあります。遅番の場合、早番の人たちが座り込んでいて本番前に立ったことにより空間が開き、意外と前に行けたなんてこともあります。そもそもEXは狭いので、割とどこにいてもファンサはもらえると思います。

・公演中

スタンディングのみなさんは、詰め詰め状態なので隣の人との距離は近いですが、ライブらしいライブ感を楽しめると思います。

ペンライトを高く上げすぎない、複数本持たない、盛り上がりすぎて周りの人にぶつけないあたりを気をつけるといいかなと思います。EXはうちわが持ち込めない分、ペンライトに気合が入っている人が多い会場だと思っておくとあの熱気に驚かないと思います(特にファンサタイム)

公演終了後

ドア近くの人からそのまま退場です。行きとは違い、1階の出口からそのまま帰ります。グッズを買いたい人は階段を上ってもう一度屋上に戻ります。

EXを出たら警備員さんの誘導に沿って駅の方に向かって解散です。

終わりに


スタンディングが不安だ〜という声を多く聞きますが、HiHi Jetsのライブは楽しいので割と一瞬で終わります。また、スタンディング経験者も多いので、それなりにマナーはなっているなという印象です。複数グループが一緒になると属性の違いを感じますが(自軍以外の曲は座る、喋るみたいな)、今回は単独とのことなので、みんなで楽しい雰囲気になるのかな〜と。2018年の単独は、初日がオーラスみたいな雰囲気だったと言われるくらいアットホームで熱いコンサートでした。


今からできることはコンサートに向けてしっかりと準備をすることだと思います。夏ではないので熱中症の危険は少ないと思いますが、体力勝負なのは事実です。個人的には筋トレして体力強化と食事を意識的に摂ってライブを楽しく乗り切る準備をしています。元気いっぱいに楽しみたいので。


現時点で果たしてコンサートが開催されるのか不安な状況ではありますが、開催された時に向けて準備をして当日を迎えられたらいいなと思います。みなさんに素敵な春が来るよう健闘を祈ります。EXで会いましょう!