さしより備忘録

簡単な世界じゃないからワクワクするね

伊野尾慧にハッとなってたぶん1年が経った

Hey! Say! JUMPのメンバー。大学を出てる人。顔を見てもパッと名前が出てこない。それが伊野尾慧くんだった。

そんな伊野尾慧くんにハッとなったのは、去年の今頃放送されたドラマ「戦う!書店ガール」に出演していたことがきっかけだ。

最初にドラマを見た時は頭が真ん丸な男の子。という印象で、日下圭一郎役の人がジャニーズ!という印象は薄く、出演者のひとりとして見ていた。VS嵐を見て、「あ、そういえばHey! Say! JUMPの子だ」と思ったレベル。嵐のメンバーからいじられて「伊野尾だよ!」と新しいギャグを出してきたり、「(Hey! Say! JUMPはメンバーが9人もいるから)役割ないです」と答えたり、面白い後輩だなと感じた。

そしてVS嵐で名前いじりのくだりを見て、珍しい名前に興味を持った。「伊野尾」という名字の響きのかわいさ。「慧」という綺麗な字を「けい」と読ませるのも素敵だと思った。「伊野尾慧」。「いのおけい」。漢字と響きがとても気に入った。


そんな中、伊野尾慧くんがなんとなく気になっていき、そのスピードはTwitterで加速していった。毎週ドラマに伊野尾慧くんが映る度にTLに伊野尾慧くんの話題が登った。ネタとして扱われたり、伊野尾革命と言われたり。あまり印象のなかった伊野尾慧くんにどんどん色が付いていく感覚がした。

伊野尾慧くんは舞台にも出ているということを知り、彼はどんな舞台に出るのだろうとカラフト伯父さんの台本を読んでみた。震災という主題、重そうな話の中で徹という役をどう演じるのかとても気になった。ドラマの役と舞台の役。2つを同時にこなしていく伊野尾慧くん。この人、実は結構すごい人なんじゃない?と気がつけばなんとなくではなく、かなり気になる人になっていった。



そしてワクワク学校で初めて伊野尾慧くんを見た。生で嵐兄さんにいじられる伊野尾慧くん。年忘れの授業では、電話の主が薮くんと勘違いして潤くんにキレたというエピソードも飛び出した。JUMPの中で役割がないなんて言っていた人なのに、おいしくいじられる姿が印象に残った。気がつけば持って行ったメモ帳には「いのおくん」の文字でいっぱいだった。


ワクワク学校が終わればもう完全に伊野尾慧くんの虜になっていた。深くて広くて、だけど見せてくれない部分が大きいからもっと知りたいと思わせてくる。その場に合わせた対応がテキトーで笑いを誘ってくるけれど、ちゃんと答えるところはしっかりとした意見を語る。ラジオや24時間テレビ、雑誌での語りを見て、伊野尾慧くんの中身が好きになった。パフォーマンスではアイドルとしての魅力に溢れていた。まるで女の子のような容姿で、かっこいいの前にかわいいが出てくる。見てるだけでこっちがとろけてしまいそうな表情やカメラアピール。かわいいと思いきや、ふとした時に見せるかっこよさや美しさ。見事に射抜かれた。中身と見た目とその振り幅の広さは魅力的すぎて、はいあなたがNo.1です。と答える以外になかった。


伊野尾慧くんをいわゆる担当として過ごす中、Hey! Say! JUMPが単独カウントダウンコンサートを行うという情報が真夜中に流れきた。私はその瞬間にホテルを予約した。次の日にファンクラブに飛び込み入会し、ギリギリでコンサートに申し込んだ。奇跡的に追加公演に当選し、また伊野尾慧くんを見ることが出来た。初めて生で見る歌って踊ってアイドルしてる伊野尾慧くん。本物だ!生きてる!動いてる!言葉にならない歓声を上げ続けた。おふざけするところも、楽しそうに笑うところも、真剣に踊る姿も、甘い歌声も、かっこつけた表情も、よく分からないファンサも全部が魅力的だった。カウコンロスに陥って、しばらく頭から伊野尾慧くんを見たカウコンの記憶に浸って過ごした。


2016年になってからは志村どうぶつ園で伊ニャー慧というキャラクターで準レギュラーになったり、めざましテレビメレンゲの気持ちのレギュラーになったり、ドクターXのSPドラマ出演が決まったり、映画ピーチガールの出演が決まったり、そして誰もいなくなったに出演が決まったりと、次から次に仕事が決まっている。毎日のように伊野尾慧くんが世界を回していて、私をわくわくさせてくれる。気がつけば青色のものを見るだけで伊野尾慧くんを感じて、猫モチーフものを見るだけで伊野尾慧くんを感じた。そんな毎日はとても楽しくて、ついにこにこしてしまう。去年よりも楽しそうだねといろんな人から言われるのはきっと彼のおかげだと思う。

メレンゲの伊野尾くん、めざましテレビのいのおちゃん、いただきハイジャンプの伊野尾、志村どうぶつ園の伊ニャー慧、毎週報道番組からバラエティ番組まで様々なテレビでいろんな顔を見せてくれる。たくさんの仕事を抱えて大変そうかなと思ったらその状況を楽しいと考えてる彼が好きだ。雑誌の取材では忙しい中で行われたようで何誌も同じ服を着て撮影されていた。様々なインタビューの中でまた彼の中身を覗き見ることができた。周りの人達との関わりを大切にし、新しい世界を自ら広げていく伊野尾慧くん。その姿勢は自分が見習うべきところがたくさんあって、考えさせられた。私にはない考え方ができる伊野尾慧くんをもっと知りたい。もっといろんな考えに触れてみたいそう思った。

4月23日のらじらー。熊本地震が起きてから初めてのラジオ放送。伊野尾慧くんの生の声を聴くことができた。私は熊本の出身で、ラジオで熊本の話が始まったとき、聴いていることに耐えられず消そうとした。だけど、震えた声でお便りを読み、コメントをする伊野尾慧くんの声を聴いて消すことができなかった。私も涙が止まらなかった。これを書いている今も涙が出てくるくらい。大学で東日本大震災を学び、カラフト伯父さんで阪神淡路大震災の舞台を演じた伊野尾慧くん。震災についてきっとたくさんの思いを持っているであろう彼からの言葉は、とても重くずっしりと私の心の深いところを突いてきた。ああ、この人が好きだと思った。伊野尾慧くんのファンとして、彼の心の中に悲しい形ではあるけれどふるさとの名前があることを少し嬉しく思う気持ちもあった。言葉として聴くとすごく痛いけれど。普段あまり感情の大きな起伏がない伊野尾慧くん。泣いてる姿なんて見せない彼の心に少し触れた気がした。彼のアイドルとしての、伊野尾慧としての考えを言葉で伝えてくれる。そんな彼が好きだと思った。



伊野尾慧くんにハッとなってまだ1年。新規と呼ばれる人間だけれど新規なりに伊野尾慧くんのことを知って彼のことを応援している。まだまだ私の知らない伊野尾慧くんがいる。その部分もを含めて伊野尾慧くんが好きだ。これから伊野尾慧くんが拓いていく世界を見ていたい。26歳になった伊野尾慧くん。健康な体で、楽しいと感じることがたくさんある1年を過ごしてほしい。彼にとって充実した1年になりますように。