さしより備忘録

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19歳を迎える瑞稀くんの進化

井上瑞稀くん19歳のお誕生日おめでとうございます。 8歳でジャニーズの扉を開いた小さな男の子が、人生の半分以上をアイドルに捧げている事実。時の流れは早いものですね。



この1年の瑞稀くんをキーワードで表すとしたら「姫化」「深化」かなと思います。


HiHi Jets が5人の形になって1年と少し。今年は「 HiHi Jet(HiHi Jets) 」というグループが出来て、初めて同じメンバーで2回目の季節を迎えています。結成から4年、グループがグループとして強化されて、瑞稀くんの確かな居場所になっているように感じます。



去年の瑞稀くんはたくさんたくさん笑っていました。肩の力が抜けて、自然な笑顔を見せる場面が増え、ふざけたり、甘えたり、自由に振る舞う姿を多く見るようになりました。 HiHi Jets のメインが優斗くんになったこと、その結果 MC を回したり、みんなを代表したり機会が減って、重荷が少し軽くなったのだろうと思います。ステージ上で、僕がしなきゃ…というような、硬い顔をする姿が見られた瑞稀くん。グループ内のポジションが安定したことで、マイペースに振る舞える時間が増えたのかもしれません。


そしてそのメンバーと過ごす2回目の季節、瑞稀くんのポジションは「姫」と呼ばれるようになったように感じます。


本人曰くドSキャラ。帝王の会を作ったり、支配人と呼ばれたりと、周りを巻き込みドSキャラは定着していたように思います。 MYOJOのJr. 大賞でも「ドSっぽい」部門はすでに2連覇。胸キュン台詞は高確率で俺様な台詞で、瑞稀くんはドSな子だったはずなのです。


しかしこの1年、瑞稀くんは姫だとファンからよく言われるようになりました。ついには YouTubeでも「姫」と表現され、ドSキャラの片鱗はどこへやら。罰ゲームのまずいジュースを涼くんに飲んでもらい、それを当たり前のように見ている瑞稀くん。涼くんがナチュラルに瑞稀くんを甘やかす場面が YouTubeやテレビ番組で多く世の中に流れました。


ドSキャラだった瑞稀くん、ジャニーズ Jr. の中でもかなり先輩なので同世代Jr.から突っ込まれることは少なかったように思います。「瑞稀くんには言えない!」と MCで聞くこともあり、瑞稀くんはイジれる対象ではなかったのでしょう。


この1年あたり「はしみず」の関係性がかなり深まりました。高校3年間同じクラスで過ごした結果、俺らだけの思い出話をしたり、涼くんが瑞稀くんを甘やかしたり、特別に優しくしたりともともとマイペースな瑞稀くんに寄り添い、お互い心地よい関係性になってきたように感じています。ずっと見てきて嘘だろ…ってくらい距離が縮まって、オタクとしては心臓が持ちません。


その結果なのか、瑞稀くんはマイペースな姿がかなり見られるようになりました。マイペースな瑞稀くんは実際めちゃくちゃかわいいです。すぐ寝るし、嫌な時はいやいや~とちょっとわがままするし、勝負事は勝ちたいから真剣になっちゃうし、面白いことがあるとケタケタと弾けるように笑っています。素直な瑞稀くんはとってもかわいい。


そんな瑞稀くんの姿は、メンバーとの関係性にも影響を与えたように思います。瑞稀くんだから仕方ない、瑞稀くんならオッケーとルールを緩くして甘く接したり、瑞稀くんはアイドルとして頑張っていると話題にして、今までより強めにいじったり、接し方の幅が広がったように見えます。


結果、瑞稀くんは「姫」と呼ばれるようになりました。姫に見えるくらい自由に振る舞える仲間たち、 HiHi Jetsはそれを受け入れてくれる居場所になっているのだろうと思います。


そして、確かな居場所があるからかパフォーマンスでは表現力がグッと深くなったように見えます。クリエでは宇多田ヒカルの「 First Love 」を歌い、得意な高音ボイスを活かした、高らかな甘い歌声を披露。サマステでは、亀梨和也くんの「 1582 」を独自にアレンジして会場を沸かせました。


特にサマステの「 1582 」では、自分なりにストーリーをパフォーマンスにして完成させていったと本人は語っています。首を絞めたり、糸が切れるように倒れこんだりと見ている人をぞくっとさせるくらい作り込まれた世界観を見せつける演出を取り込んでいました。


私に瑞稀くんのあのパフォーマンスをうまく伝える語彙がないのがもどかしいのですが、瑞稀くんのパフォーマンスは何かが憑依した美しい芸術の化身です。曲ごとに表情は別人のように変わり、刺すような強い瞳を見せれば、とろんとした赤ちゃんみたいなきゅるっきゅるの瞳を輝かせます。女性らしく妖艶で誘うような仕草、男性らしい力強くオラついた雰囲気、自由自在に変幻する姿はコンサートのたびに深まりを見せてくれるように感じています。


テレビでは、カメラに抜かれるタイミングを逃さずにアピールをしています。特にこの夏は大型音楽番組にたくさん出演し、純度の高いキラキラとした笑顔を見せたり、鋭い瞳でカメラを見つめたり、さまざまな表情を見せていました。


この夏何度も歌った「おいで Sunshine !」。抜かれるのは大体メインパートの場面が多いのですが、毎回違った表情で歌っていました。ウインクをしたり、くしゃっと笑ってみたり、一瞬のワンアクション自分を見せる瑞稀くん。カメラに抜かれてもまっすぐな瞳のまま歌うことが多かったのに、この一年でとにかくアピールが増えました。


パフォーマンスのクオリティを高めている。頭の先から足の先まで、一瞬の隙も見せないアイドルとしてのパフォーマンス。テレビに出る時はビジュアルも意識しようと言い出したのは2年前のことです。ここ最近ではテレビに出るたびに髪型を変え、毎度最強のビジュアルを更新しています。着実に自身を魅せる姿勢を感じるようになりました。


最近では、「マイペース」という言葉をよく口にする瑞稀くん。「アイドルを全うしたい」「ここが生きていく場所だと覚悟を決めた」と決意の言葉を述べながら、その戦い方は自分らしくやっていきたいと考えているのかなと思います。言われた通りにやるのが正しいと思っていたという瑞稀くん。ここ1年は、 HiHi Jets として何をしていく?どんなものを作る?と思考と挑戦をする様子が見られました。コンサートの構成や演出を自分たちで考え、どんな夢に向かうのか方向性が定まった HiHi Jets 。その中で瑞稀くんは、自分らしさをもって戦っていきたいのかなと感じています。



10代の全てをジャニーズとして生きる瑞稀くん。ラストティーンが充実したものであることを願っています。これからもずっと大好きだよ!