約2年ぶりにHiHiたちと過ごす夏が終わりを迎えました。
今年も無事に夏を越えられたことにほっとしつつ、夏になると初めてHiHiと過ごしたトラウマのような日々をどうしても思い出してしまう自分がいます。
HiHi Jetsの数なんて信じないぞ!!!と思って何年も過ごしてきた。
月が過ぎればメンバーが替わる、同じメンバーで同じ季節を迎えられないユニット。
本人たちが何度5人だ5人だと宣言しても、君たちはいつか消えてしまうでしょ?と、裏切られる前に数を信じないことで心に保険をかけてファンとして生きながらえてきました。
そんな風に生きてたけど、この夏のサマパラを経て自分の中の呪いが解けてきたな、と。
サマパラ2021の細かい記録はまた書くとして、ここでは28公演が終わった率直な感想を書き連ねていきます。
HiHiと夏、2016年が本当にやばかったんですよ。
クラJの増員、HiHiの増員、幕が開けないと何人いるかも分からなくて、サマステ全公演バックにつくなんて聞いてなくて。
4人から8人になって、でも雑誌は5人だったり、イベントだと選抜4人だったり。一番衝撃だったのはサマステ期間中に新参者の優斗くんが初期メンバーの羽場ちゃんと衣装と立ち位置をチェンジしたこと。そのまま9月になったら日生(少年たち)と帝劇(ドリボ)を毎日はしごして、それもHiHiが4人になったことは9月になってから知りました。そんな状態だからHiHiが日に日に痩せていって顔が死んでましたね。あれが社畜Jetsの始まりでした。
毎日毎日情報が錯綜して、いるのかな、いないのかな。自担はいつかHiHiから外されるんじゃないか。
Jr.担としての洗礼を日々受けている状態で、本当にトラウマです。いまだに夏になるとこいつらまたメンバー変わるんじゃないだろうかって疑ってしまいます。だから、夏が無事に終わって次の現場があるよって公式に発表されると、あー耐えたな、季節越えられたなって。永遠にあの夏を引きずっているんです。
それからもHiBだったり、B少年のバック扱いだったり、グループが危うすぎて、いつ何があってもおかしくないから、HiHiというグループが好きでも、そのメンバーの数を心から信頼できなかったんですよね。
この5人でやっていくと彼らは何度も言ってくれたけど、所詮はジュニアという身分だし、大人の一声ですべては崩れ去るし、確約された未来なんてどこにもない。本人たちが言うから、それを自分に言い聞かせるように個人的に毎月作っているHiHiの月の活動をまとめた制作物では5人という言葉を意識的に入れてました。今の5人のHiHiの形が好きだから、この瞬間の記録を残すため。
でも、5人が5人でって聞くたびにどこか空虚で、”今は”そうだけど、”未来”は知らん。実際に3人になったときも、こんな気持ちだから普通に状況を受け入れて生きてました。瑞稀くんがそこにいればもうそれでいいかなって感じ。
まあ、HiHiは好きだし、ユニットがある限りは応援していくけど、いつか消えるっていう覚悟だけはずっと心にあるんですよね。ジャニーズJr.は流れ星のように輝いては消えて行って、ステージでスターとして輝き続けられるのはほんの一握り。だから隣の人が常にライバルなんですよ。
その気持ちはJr.担である以上ずっと持ち続けていて、だからこそHiHiの数にこだわりがない状態でした。
でも、この夏のHiHiはそれをぶち壊してくれた。Jr.は個人戦と言っていた瑞稀くんが愛されるグループになりたい、猪狩がこの5人が答えだと言って、今のHiHiにこだわる様子は感じていて、じわじわとHiHiはずっとこのままでやっていこうとしてるんだなと思ってました。今回、サマパラで特徴的だったのは一人ひとりの挨拶がしっかりとあったこと。毎日毎日ファンに意思表明をするように、自分の言葉で気持ちを伝えていたように思います。
猪狩「こいつらのためなら死ねるっていう仲間がいる」
瑞稀「やっと僕が人生がかけていいと思える4人に出会えた」
作間「人生を預けられる4人が身近にいる」
橋本「ジャニーズに、HiHiに残ってよかった」
優斗「この4人と一緒だからこそ強く居られるし、皆さんの前にこうやって立てている気がしている」
これを生で聞く重み。ものすごく重かった。オタクにも自分にも大人にも言い聞かせるような言葉を浴びる毎日。
本気でこの人たち、この5人でやっていくんだなと思いました。
瑞稀くんのオタクなので、瑞稀くんの言葉がしんどいほどに心に響きました。ずっとずっと好きだから。挨拶でいろんな過去を振り返ってくれて、あの時の自分が見ていた瑞稀くんとその気持ちを答え合わせをしているような気がしました。
「Jr.の形が大きく変わった気がしてます。もともとはグループでもバラバラで、誰か1人がデビューする、そういう世界だった。その中の1人に絶対なってやると思っていたら、いつのまにか僕の周りに4人がいて、4人が一緒にいなきゃ絶対やだって思うようになりました。昔の自分だったら考えられないけど、僕はこの先4人じゃなきゃ、5人じゃなきゃ考えられなと。この5人でこの先もがんばっていくと約束します」
「5人になるまでは1人でどうにかしなきゃと突っ走る癖がありました。やっぱりこの世界というのはなかなか残酷で、隣で一緒に頑張っていた人が突然いなくなったり、ずっと頑張っていこうと誓った人がいなくなったり。なので誰かに頼ったりすることは自分が傷つくかりやめようと。でもやっと僕が人生を掛けていいと思う4人に出会いました。時間はかかったけど4人といれることが幸せで、4人に出会えた事が僕のターニングポイントです」
なんとかしなきゃって頑張りすぎる姿を何度も見ていて、いいこにしようって大人の様子をうかがって、とにかくデビューするために個の実力を高めていて。
当時は言葉にすることがなかった気持ちを、整理するように言葉に起こしていて過去を清算しているようにも見えました。飢えた目をした瑞稀くんがもういない。2年ぶりに見る生きてる瑞稀くんはもう少年の影もなくて、大人だった。
あの瑞稀くんが何度も何度も今のメンバーの4人に感謝を伝えて、人生を賭けるって言うんですよ。それを本人の口からあの会場で生で聞いて、もうこの5人という数を信じてみるしかないやって、オーラスを迎えて思います。
HiHiは言葉が強いグループで、一人ひとりがしっかりと自分の思いを伝えられる人たちだと思ってます。それは武器で時には凶器になるけれど、最速でデビューすると宣戦布告をしてしまった彼らの心意気が好きです。
ジャニーズJr.のユニットなんて、信じられないんですよ!未来があるって約束できないし!!
そんなジャニーズJr.のHiHi JetsがMVを作ることになって、選んだ曲は「Eyes of the future」でした。伝説になります!って宣言して会場から失笑が漏れたあの日から2年。とんでもない未来を見せてくれています。マジで伝説になる気だなJets。いまでは生命力に満ち溢れていて、大人の力に負けないどころか折衷案持ってきそうな賢さすら兼ね備えたグループになってしまいました。
あーこの5人の未来が見てみたいな。次の季節もグループがあるか心配しなくても生きていけるかな。
「Eyes of the future」でまた会おうよねって言ってくれる心強さ。今年の夏の終わりは久しぶりに胸がつぶれそうな不安が少なくて、ワクワクしてます。この5人が大好きだよ!