ブロックチェーンなるものが急遽導入されることになったJOHNNYS' Experience。
事務所の新制度実験代になるのはいつだってジュニア担。ということで、人柱になってグローブ座に入って5公演。ここまでの流れをまとめておきたいと思います。
唐突なアプリ発表
ブロックチェーンアプリの導入が発表されたのが、JOHNNYS' Experienceの申し込みが始まった3月頭のこと。
「ブロックチェーン技術を活用した新しいチケット・入場システムの実証実験を行う」と明記され、その対象公演がフレジュ、Jr.SP、Boys be、Lil かんさい、7MEN侍が出るJOHNNYS' Experienceでした。
申込時点に分かったことは下記の通り。
・申込時に同行者の入力が必要(←これはよくある)
・当選者にはアプリでデジタルチケットが配布される
・同行者には当選者からアプリでチケットを分配する
・ジュニア情報局会員にのみ譲渡可能(←公式で譲渡OKとされるのは珍しい)
・紙チケ廃止でアプリ上で座席が出る
・家電登録の子ども名義でも、入場にはスマホ必須
・アプリの詳細は3月下旬から4月上旬に案内
ブロックチェーンという今風な言葉にビビりはしましたが、他のアーティストでも導入されているようなチケットアプリがついにジャニーズにも導入。公式リセールではないけれど、会員同士なら譲渡可能とされたのは新しく感じました。
アプリが全然リリースされない
さて、3月末頃当落が出て、アプリの追加情報は「4月の中旬以降にリリースするよ」「チケット配布は4月下旬以降だよ」。
あれ?3月下旬〜4月上旬にアプリの案内出るってリリースではないんか?まあ、事務所のことなんで押してるんでしょう。そう思いながら過ごして数週間。……来ない。アプリが全くリリースされない。これがそのアプリかも?って噂は出るけど公式から情報が出ない。
4月の中旬という概念から大きく外れた4月22日の夕方にようやくアプリがリリースされました。公演初日5月3日だけど、スケジュールの詰め方えぐくない?
アプリダウンロードに関して発表されたことは下記の通り。
・アプリの登録にはSMS認証、ジュニア情報局会員認証設定が必要
・アプリは1会員番号に対して1端末
・機種変でのアカウント移行は不可
・デジタルチケットは4月末までに代表者のアプリに送られてくる
・2枚当選の場合、代表者から同行者に分配する
待ちに待ったオタクたちがアプリをダウンロードし始める。1名義1端末なので、自名義以外でログインしちゃって取り返しのつかないことになってしまった人も。この時点での不具合や分かったことは下記の通り。
・アプリの名前は一度つけると変えられない
・1端末1名義、一度紐つけると別端末からログインできず「既に登録されています」と表示される
・SMS認証番号が全然送られてこずそもそもログインできない事象が起こる
・無事にログインすると「アップデートして」と英語で表示され、OKしても何も起こらない。
・2日おきくらいでSMS認証が再度求められる。もっと早いスパンで出る場合もあり、SMS認証を何度もする羽目になる。
SMS認証が多すぎる、そして公演初日まで1週間ちょいなのにチケットは全然来ない!不安なまま4月の終わりへ……
チケット分配(公演4日前夜)
4月28日(木)、ゴールデンウィークの前日に急にチケット配布のお知らせが来ました。この時点で悪い予感しかない。明日からゴールデンウィークなのに今やる?
新たに発表された情報は下記。
・チケットの分配は当日朝9時まで
・ジュニア情報局に紐付けした電話番号を入力するとチケットが分配できる
・どうしてもチケット分配できないなら当日本人確認
分配方法はこんな感じ。
分配するチケットを選んで、アプリに紐つけてある相手の電話番号を入力、うまくいくと2分くらいで分配完了します。
エラーがないと即分配できて簡単なので、これで大丈夫なの?と心配になるくらい。あれだけ構えてたのにスルっとできました。
もらう側はこんな感じ!
あと、一度分配したチケットは再分配可能。間違えて別日程のチケット送っちゃった!という時も、もう一度電話番号入れたら分配できたみたいです。
エラー祭りでチケット消える
28日中にチケットを配布するというものの、一向にチケットが来ず、来る人には来る、来ない人には来ない。
そして事件が起きます。
・チケットが配布されない
・2枚で当選したチケットが、アプリを開き直すと4枚、もう一度開き直すと6枚と増えていく
・単番当選のチケットが2枚になる
・分配するとエラーになってチケットが消える
Twitterでチケット荒れてるなあと思いながら、分配スタート。最初は普通に分配できたので、割と余裕じゃね?と思ったら、私も見事にエラーに引っかかりチケットが消えました。
私がかかった事象は下記です。
・友人がチケットを分配
・処理中のままエラー
・友人の手持ちチケットが減ったまま、チケットが消える
↑友達からエラーなんだけど!って送られてきたスクショ
友達が即事務所に連絡しましたが一晩経っても連絡はなく、Twitterを見ると同じ事象の人が何人も。友人も数人チケットが消えた!状態で、5月4日公演のチケットが5月2日時点でエラーのまま。絶望しました。
本人確認されても問題はないのですが、チケットがないことへの不安が大きすぎる。
いろんなオタクたちも連絡とりながら事務所の返信待ち。心ここに在らずで1日を過ごしていたところ、チケット分配エラーから約24時間でエラーは解消されてチケットは戻ってきました!!
いや、怖すぎるでしょ。心臓に悪い。5月2日の記憶がないんですよね、チケットのことを考えすぎて本当に何やってたか記憶がないです。
ちなみにエラーが解消されて数時間経った夜に事務所から「システム調整を行いました」って返ってきたらしいです。遅いよ〜。
当日の様子
本当にこれで会場に入れるのか、席がなかったらどうするんだと不安を抱えながらの初日。入場前のチケットはこんな感じ。QRコードだけ、これで本当に行けるか??
入り口では、いつものように消毒、検温を押してQRコードを表示します。スタッフさんがスマホみたいな機械で読み込んで、そのまま入場。「十数秒で座席が表示されますのでそのままお進みください〜」とスタッフさん。しばらく待つとぱっと座席が表示されました。
チケットエラーが出た日の公演も無事表示された!!!びっくりするくらい何事もなく普通に入れました。
ちなみにエラーが出た人は、入場口横の「Johnny's pocket」専用窓口に並ばされます。日によっては、座席が出ない?のか、エラー出てる人続出で列ができてました。列ができすぎたのか、後半日程は専用窓口が外になってた気がします。
専用窓口には、絶対エンジニアだろって感じの技術系の男の人がいて対応してる。Twitterで見る感じ、紙に座席書いて渡されるっぽいですが、私は1回もエラーが出なかったのでわかりません。
中で座席がない、座席が重複しているということは入ってみた公演ではなかったように思います。ただ、紙チケがないので、座席のスクショで場内交換している人たちが、スタッフさんにアプリで席確認されてスクショだったのでそのまま連れ出されて帰ってこないということはありました。中での座席交換は見つかった時に言い訳できなくなるんだなあという感じです。
以上、人柱アプリでグローブ座を体験してきた感想でした。今回はエラーに巻き込まれなかったけど、今後どうなるかは分からないのでドッキドキですね。分配は思ったより楽だったので、導入するならもっと使いやすいUIにして欲しいのと、エラーを減らしてくれよなと思います。