さしより備忘録

簡単な世界じゃないからワクワクするね

少年たち2017のあらすじのようなもの

少年たち初めて見に行ってきました。ある程度の内容は知っていたけれど、今年はかなりメッセージ性が強いのかな?というくらい戦争についてのシーンが多かったです。備忘録程度のメモと記憶から書いたので合ってない部分はありますが何となくのあらすじを書いてみました。(とんでもなく長くなった)




【少年たち Born TOMORROW】

◇一幕

過去の少年たちのモノクロの写真がスクリーンに次々と映し出され、あおい輝彦のナレーションから物語が始まる。
いつの時代でも熱い思いを持って生きる少年たち、しかし牢屋に入れられている少年たちはどうなのだろうか?


Snow Manから登場し、SixTONESとお互いに威嚇し合い、喧嘩をしている。喧嘩をしたら懲罰を与えると言う看守に怒りをぶつけながらも解散する。

新入りの京本は日記を開く。新しい生活が始まって、新しい友達ができたことを記していく。監獄の中で一番最初に話しかけてくれたのはジェシーだった。英語を喋るジェシーに緊張しつつも、ブランコに誘われ座る京本。ブランコを押してくれるジェシーにこんなことは初めてだと自分が監獄へ来た理由を話し出す。親がおらずに孤児院で育った京本はいつもいじめられていた。ある日、親の悪口を言った人を殴り監獄へ入ることになったのだ。

そこへやってくる、慎太郎、樹、髙地、北斗。京本が座っていたブランコは自分たちのものだと主張しながら、新入りの京本に絡んでいく。「俺たちがここに来た理由知りたい?」という樹と髙地。返事をするも食事の時間が始まると北斗とともにはける京本。その様子を見たジェシーはカタコトで「シャコウジレイ」と言いながら履けていく。



舞台中央には起こっている様子の岩本。裏切られた、地獄へ突き落とされたと怒りを爆発させドラムを叩く。看守になぜここに来ることになったのか理由を尋ねられ、怒りの感情を表しながら理由を答えていくSnow Man。佐久間はナイフで人を刺した。阿部は頭がキレ過ぎた。深澤は守りたいものがあった。渡辺は人を殺した。宮舘は警察を殴った。それぞれの理由を述べたあと風の子一等賞を歌う。


日記を書く京本。掃除をしているジェシーを見つける。なぜ日記を書くのか尋ねられ、ここであったことを残しておきたいと答える。ジェシーの掃除を手伝いながら、岩本と過去に何かあったこと樹から聞いたとを話す。京本には話しておいていいかなと自分の過去を語り出すジェシー


ジェシーと岩本は同じ夢を誓った親友だった。練習をサボった岩本を責めるジェシーに、外国の生まれのジェシーに合うようにお守りがわりのロザリオを探しに行っていたと伝える岩本。ロザリオは2人の夢の証となった。大きなオーディションを受けようとしていたとき、ジェシーが岩本の昔の音楽仲間にデモテープを作ってもらったことを知り、岩本が激怒する。岩本を裏切った音楽仲間にジェシーが曲作りを手伝ってもらったことが許せなかったのだ。2人で最高の曲を歌うために手伝ってもらったことを信じてもらえないジェシーと、裏切られたと感じる岩本には大きな亀裂が生じてしまった。

ジェシーの話を聞いた京本は、その曲を歌って欲しいと頼む。少しだけ歌うジェシー



喧嘩をするSnow ManSixTONES。争いはやめて欲しい!!と言う京本に監獄の中はそういう世界だ、抑えきれない気持ちをどうしたらいいんだと責める仲間たち。闇を突き抜けてを歌いながら感情をぶつけ合う二組。やっぱり争いはやめて欲しいと叫ぶ京本に、仕方が無いと静かに諭すジェシー。ハッと思いついた京本は、ジェシーにあの歌を歌って欲しいと頼む。ジェシーの歌を聴き、落ち着く監獄内。和解モードになり、みんなで風呂に入ることになる。仲良く風呂に入る中実は兄弟だったとカミングアウトする深澤と北斗。対立するグループに所属してしまったため、喧嘩するふりをしていたことを伝える。



みんなが仲良くなり、平穏な雰囲気になりつつある中、教育として看守に殴られる少年たち。歯向かう少年たちは罰として1週間食事抜きと言い渡される。

普段使わない部屋みんなでを掃除していると、たくさんの戦争の資料が出てくる。出来てから100年経っている監獄には様々な資料があった。自分たちと同じ少年たちが戦っている様子を見て、戦争は若者の夢を奪うもの、自分たちは夢を見られる時代にいることを感じる少年たち。それぞれの夢を語り出す。もっと戦争について勉強したいという髙地と樹。ライブハウスを作ってプロデュースをしてみたいという佐久間、阿部、渡辺。仲良し兄弟の深澤と北斗。腐れ縁の宮舘と慎太郎。それぞれが出所した後の夢を語る中、夢が思い当たらない京本。

突然看守から声がかかり、ジェシーが出所することを伝えられる。仲間の出所を喜ぶ少年たち。しかし、ジェシーは日本の出身ではないため、祖国へ強制送還されることが分かる。ジェシーの祖国は徴兵制度があり、強制送還後は兵隊として兵役に服することが決まっていた。なぜジェシーが戦争に行かなければ行けないのか。監獄から出られても自由はないのかと声を荒らげる少年たち。「みんなはいいよな。平和な国に生まれて、法律が守ってくれるから。」「徴兵制度のない国に生まれたかった。」「本当なら外に出てみんなと音楽がしたかった。」仲間の引き止める声を背にジェシーは門の外へと出て行った。



軍服に身を包み、鉄砲を持って「恐れずに人を殺すこと」の命令にYes, sir.と力強く答えていくジェシー
Snow ManSixTONESも軍服を着て、戦争を思わせるような行進曲とともに集団行動をする少年たち。撃ったり、撃たれたりと戦争が始まる。「少年たちは運命に抗えないのか」「ジェシーと少年たちの運命はどうなるのか」とナレーションが入り一幕が終了した。






◇二幕

ジェシーは兵士として戦地で戦っている。

出所した少年たちはそれぞれの夢を叶えていた。ラジオ番組をやっている京本は、「僕たちは知らないから調べた。」と戦後の日本の音楽について語り出す。スクリーンに銀座カンカン娘の映像と音楽が流れる。戦後4年目に作られたこの映画は暗い世の中への怒りをカンカンという言葉に込めたのではないか?そう考えて聴いてみるとなんだか悲しく聞こえてくるという京本。

佐久間、阿部、渡辺は夢を叶え、3人で小さなライブハウスを建てていた。ライブハウスが建っている場所はかつて戦争で焼け野原になっていた土地だという。戦後に流行った音楽や歴史について語る3人。そこへ京本がやって来た。久しぶりの再開に喜び合う4人。京本は岩本を探していることを伝える。

宮舘と慎太郎はダンサーになっていた。2人は劇場の歴史について語り出す。戦前から日比谷あった劇場は2つ。戦争中は工場として使われたこともあり、時代に合わせた舞台を行ってきた。自分たちはもっとエンターテインメントを広げていきたいという2人のもとに京本から岩本を探していると電話がかかってくる。

深澤と北斗の兄弟は戦場カメラマンになっていた。戦争の様子を語る2人。空襲警報が鳴り響き逃げ回る兄弟。どこの防空壕も満員で兄は隙間のある防空壕へ弟を押し込み逃げる。B29によって大量に落とされた焼夷弾による火災で防空壕に逃げた弟は死に、橋の下に隠れていた兄は助かった。悲惨な様子を伝えるために2人はカメラマンになったのだった。戦争の最前線を取材している時にジェシーを見つける2人。声をかけるも帰れと言われ突き放されてしまった。

髙地と樹は戦争博物館学芸員になっていた。たくさんのことを調べたという2人。資料を見ながら戦時中のことを語り出す。思想が制限されていたこと、外国の文化は禁止されていたこと。京本と連絡を取ると、紛争地域の視察ということでジェシーを探しに行くことができると伝えられた。そのためにもジェシーの親友の岩本を探しているという。

岩本はジェシーと歌うはずだったあの歌を口ずさみながらギターを弾いていた。そこへやってくる京本と仲間たち。あいつはもう自分とは関係ないという岩本。深澤と北斗の兄弟が戦地でジェシーを見つけたことを伝え、迎えに行こうと説得する。



ジェシーはひとりで敵の偵察をしていた。同じく偵察をしに来た敵と出会う。銃を構えるも相手が自分よりも幼い少年兵であることに気がつき考える。誰でも人を撃つのは怖い。幼い少年兵が自分を撃てるのだろうか。しかし、自分が少年兵を撃たなければ少年兵は報告をして敵が攻撃しに来てしまう。自分より幼い子どもを撃たなければ死ぬことを葛藤しているジェシー。結果ジェシーの部隊は敵襲に遭い、ジェシーだけが生き残ってしまった。生きるためには人を殺さなければいけないとジェシーは優しい心を失ってしまった。



戦地に着いた少年たちは戦争の恐ろしさを目の当たりにしながらジェシーを探す。ジェシーは銃を持ち兵士として働いていた。仲間たちを見たジェシーは帰るように伝えながら、敵を銃で狙っている。たくさん人を殺したジェシーの胸には勲章があった。人を殺したからもう戻ることはできないという。日本に帰ってまた音楽をしよう、歌を歌おうと伝える少年たち。ジェシーは頑なに受け入れない。親友である岩本に説得するよう頼む京本。ジェシーの胸には昔岩本が渡した夢の証であるロザリオがまだかかっていた。それを知り、自分が悪かったと謝る岩本。戦争から逃げて、日本に一緒に帰ろうと説得する。岩本の様子を見て日本に帰ることを決めたジェシー。安心した空気が流れた瞬間、ジェシーは敵に撃たれ倒れてしまう。ジェシーのもとに駆け寄る仲間たち。「みんなと過ごした日常がすごく楽しかった。」とそう伝えジェシーは岩本にロザリオを渡し、そのまま息を引き取った。


「こんなバカなことで人生がダメになってはいけない。」「平和だから無縁だと感じているけど、この日常は当たり前ではない。」
ジェシーの死を無駄にしないよう、ジェシーが歌いたかった歌を世界に伝えていくことを決意した少年たち。京本はラジオで、佐久間、阿部、渡辺はライブハウスでとそれぞれの方法で平和の大切さを伝えていくことを心に決めて歌を歌う。







ぐだぐだと長くなりましたが、だいたいの流れです。看守はあおい輝彦さんの声だったので舞台にいるのはSnow ManSixTONESだけでした。ちょっとお兄さんなスノストらしいしっかりとした芝居だったと思います。思っていたよりもトンチキストーリーじゃなくて、すごく教育的というか、それぞれが考えてくださいねという印象でした。平和である日常は当たり前じゃないからそれに気がついて欲しいこと。戦争は悲しいものであり私達は平和を守らなければいけないことが伝えたいことだったのかな?と私は思いました。


芝居の方では大我くんが上手だな〜と思いました。ミュージカルに出てきただけある歌唱力。あと、渡辺くんが歌が上手いことを知りました!スノストはあまり注目していなかったけれどひとりひとりの能力が高くて安心して見てられるなあと思いました。日替わりのアドリブはスノストらしいおふざけを入れたり、客席を巻き込んだりと見ていて面白かったです。舘様と慎太郎が客席に問いかけるシーンで小学生くらいの女の子に話しかけていたのですが、緊張して全く話さない女の子に何回も必死に声をかけて笑わせようとしている大きいお兄さん2人面白かったです。また、キスマイの宮田くんと二階堂くんが見学に来ていたのでキスマイネタがちょくちょくぶっ込まれているところにも笑ってしまいました。慎太郎くんが「この時代のチャンピオンさ掴めNo.1」と歌い、目の前のお客さんに「Everybody Go」のレスポンスを強要し、「この距離でC&Rすることないからね!」と発言していたのが私的ツボでした。


ショータイムはジャポニカスタイルの北斗くんが超絶えっちい!!!存在から溢れだす色気が半端なくて、気がついたら北斗くんを追ってました。現代風アレンジの着物×鮮やかな扇子×布×松村北斗って破壊力抜群で、このためにチケ代払えると思います。あれは映像化しないともったいない!

以上雑な感想でした。スノストの少年たち、また公演があれば見に行きたいです。